40代の肌、その変化とは
40代の門をくぐると、鏡の中の自分に「あれ?」と感じる瞬間が増えてきますよね〜。小じわの一つや二つは、歳を重ねる女性の魅力よっ!と突っぱねたいところですが、それにしても増えるのはちょっと…。
でもね、これらの変化は人は年を取るんだから仕方ないわ。。。と、避けられない運命だと諦めるのは早いです!
適切な知識とケアで、なるべく美しい肌を40代以降もキープすることができるのです。
分子栄養学とその美容への影響
分子栄養学という言葉、聞いたことがありますか?
これは、私たちの体に摂取する栄養分がどのように作用するかを科学的に研究する分野です。
美肌を目指すなら、この分子栄養学が持つ知識を学ぶことは必須。
特に、アンチエイジングの観点から、どのような食べ物や栄養が有効かを知ることは、40代の美容に欠かせません。
分子栄養学による小じわ対策
小じわ対策において、分子栄養学が提案する方法の一つは、コラーゲンの生成をサポートする栄養素を意識的に摂取すること。
ビタミンCや銅、プロリンといった成分が、肌のハリと弾力をサポートします。
さらに、ビタミンCと鉄は、コラーゲンを体内でしっかりと形成し、その分解を防ぐ役割もあります。
また、抗酸化作用を持つビタミンEやセレンも、肌老化の原因となる活性酸素を抑える役割を果たします。
日常での小じわ対策と食事のヒント
日常生活での小じわ対策として、まず水分補給を意識的に行うこと。乾燥は肌の敵ですから、しっかりと水分を取ることで、肌の乾燥を予防しましょう。
そして、分子栄養学的な食事のヒントとして、サーモンやアボカド、ナッツ類を取り入れると良いでしょう。これらの食材は、美肌に必要なオメガ3脂肪酸やビタミンEを豊富に含んでいます。(記事の最後に、レシピ記載してます!)
ホルモンバランスと美容の関係
40代に差し掛かると、女性の体内でのホルモンの変動が顕著になります。
エストロゲンやプロゲステロンのバランスの変化は、肌や髪の質、さらには心身の健康にも影響を与えます。美しい肌を維持するためには、このホルモンバランスの維持が鍵となります。
<ホルモンバランスのサポートをする食事 その1>
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大豆製品: 大豆に含まれるイソフラボンは、女性ホルモンに似た働きをするとされ、ホルモンのバランスをサポートします。とうふや納豆、味噌などの日常的な食材を摂取することで、自然にバランスを取る手助けをすることができます。
ただし大豆製品とその中のイソフラボンに関しては、摂取しすぎるとエストロゲン様の働きが強くなることから、過剰摂取に関する懸念点も指摘されています。
それに伴いホルモン関連の症状や、一部の病気のリスクが高まるという研究結果も報告されています。
◯イソフラボン過剰摂取による懸念点
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月経周期の変動: イソフラボンを大量に摂取することで、月経周期が不規則になる可能性があると指摘されています。
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乳がんや子宮がんのリスク: 一部の研究では、過剰なイソフラボン摂取が乳がんや子宮がんのリスクを高める可能性があるとの指摘もありますが、結論はまだ出ていません。
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甲状腺機能の影響: 大量のイソフラボンを摂取することは、甲状腺の機能に影響を与える可能性があります。
◯◯大豆製品のバランスの良い摂取方法
そういう訳で、大豆製品の摂取については、バランスを考慮することが重要です。
日常の食事の中で、とうふや納豆、味噌などを適量摂取することで、その恩恵を受けることができますが、サプリメント等での大量摂取などは避けるよう心掛けると良いでしょう。
健康を維持するためには、食事全体のバランスや摂取量を見直し、必要に応じて専門家の意見を求めることも大切です。大豆製品は、適量摂取することで多くの健康効果をもたらしますが、過剰摂取には注意が必要です。食事のバランスを意識しながら、体調や健康状態に合わせて摂取することが推奨されます。
<ホルモンバランスのサポートをする食事 その2>
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亜麻仁油: 亜麻仁油に含まれるオメガ-3脂肪酸は、体内の炎症を減少させる働きがあり、ホルモンバランスを整える助けになります。
<ホルモンバランスのサポートをする食事 その3>
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ブロッコリーやケール: これらの野菜に含まれるインドール-3-カルビノールは、エストロゲンの代謝をサポートし、ホルモンバランスを正常に保つのを助けます。
ホルモンバランスを整える食事は肌のための食事メニューとも言えます。
ああ、ホルモンバランス乱れてるな〜肌の調子も悪いし、、、って時、
ブロッコリーやケールを使った次の料理はどうでしょう?ブロッコリーとサーモンのチアシードドレッシングサラダ
材料 (2人分):
- ブロッコリー: 1つ (小さめ)
- サーモン: 2切れ
- チアシード: 2大さじ
- 亜麻仁油: 3大さじ
- レモン汁: 2大さじ
- 塩: 少々
- こしょう: 少々
- にんにく(みじん切り): 1片分
- パセリ(みじん切り): 適量
- キャベツ(薄切り): 1/2個
手順:
- ブロッコリーを小房に分け、水にさらしてからゆで、氷水で冷やす。
- サーモンは塩、こしょうを振って、フライパンやグリルで焼く。
- ドレッシングを作るため、ボウルに亜麻仁油、レモン汁、みじん切りのにんにく、塩、こしょうを入れ、よく混ぜ合わせる。最後にチアシードを加え、さらに混ぜる。
- サラダボウルに薄切りキャベツ、ゆでたブロッコリー、焼きサーモンを盛り付ける。
- 作成したドレッシングを全体にかけ、パセリを散らす。
このレシピでは、ブロッコリーからインドール-3-カルビノール、サーモンと亜麻仁油からオメガ3脂肪酸、そしてチアシードもオメガ3の補完として加えています。これにより、ホルモンバランスも整えられ、美しく健康的な肌をサポートする成分がたっぷりと摂取できる料理となっています😁
<サプリメントによるホルモンバランスのサポートのまえに。。。>
サプリメントによる肌の状態やホルモンバランスのサポートは非常に注目されています。
しかし、短絡的にホルモンや肌に対するアプローチを取る前に、体の基本的な健康状態、特に副腎と腸の健康状態を理解することが重要です。
副腎のケア
副腎は私たちのストレス応答システムの中心に位置しています。これは、日常のストレスや感情的なトラウマ、食物に対するアレルギーや感染症などの身体的なストレスに対して反応する部分です。
副腎が過度に刺激されると、コルチゾールというホルモンが過剰に分泌されます。これが長期間続くと、ホルモンバランスが崩れ、肌の健康状態も悪化します。
コルチゾールは「ストレスホルモン」とも呼ばれ、炎症や血糖値の上昇、脂肪の蓄積など、さまざまな身体的変化を引き起こします。これらの影響は、アクネの原因となる炎症や、老化を早める酸化ストレスの増加につながることがあります。
腸のケア
腸は「第二の脳」とも呼ばれることがあります。これは、腸内には神経系と密接に関連する多数の神経細胞が存在するためです。また、腸は私たちの免疫システムの大部分を占め、体内の細菌のバランスを保つ役割も果たしています。
このバランスが崩れると、消化不良、アレルギー反応、炎症、そしてホルモンバランスの乱れなど、さまざまな問題が引き起こされる可能性があります。
健康的な腸内環境は、健康的な肌の状態をサポートします。腸の健康状態が良好でないと、消化されない食物の成分や有害な細菌が腸壁を通過して体内に入り、炎症やアレルギー反応を引き起こすことが知られています。
これが皮膚にも影響を与え、アクネや湿疹、ロゼアセアなどの肌トラブルを引き起こす可能性があります。
結論
肌や、ホルモンのサプリメントの摂取を検討する前に、副腎と腸の健康状態を最適化することが重要です。
これは、ホルモンバランスを整え、肌の健康をサポートする基盤となります。
ストレスの管理、適切な睡眠、バランスの取れた食事、まずは、良好な消化をサポートするサプリメントの摂取など、日常の生活習慣の見直しを行うことで、ホルコンバランスが整い、肌の状態のケアが可能になっていきます。
その、基礎の部分をすっ飛ばして、改善したい部分へのアプローチを始めても、うまく行かないことが多いです。分子栄養学の基本は根本原因に近いところから、悪くなったところから修復していくことです。
なので、副腎ケア、腸ケアを意識しつつ、肌に良い食事を摂る事、あくまでも、肌は身体の中の問題が表層化している箇所に過ぎません。その根本には何があるのか、を見ていく意識が必要です。
腸活にもなり、肌の健康にも必須なオメガ3脂肪酸
オメガ-3脂肪酸は、私たちの体にとって不可欠な健康に良い脂肪の一つです。その理由は、多くの生理的プロセスに関与しているためです。特に皮膚と腸の健康には深く関与しています。
オメガ-3脂肪酸と腸の健康、肌の健康、炎症、ホルモンバランスに関するメカニズム
オメガ-3脂肪酸は、私たちの健康にとって非常に有益な役割を果たす不飽和脂肪酸の一つです。
特に体内の炎症を抑える効果やホルモンバランスを整える働きが広く認知されていますが、これらの効果がどのようなメカニズムで生じるのかを詳しく解説します。
1. 腸の健康をサポート
腸の細胞膜もオメガ-3脂肪酸で形成されています。この脂肪酸が豊富に含まれることで、腸の働きが向上し、消化・吸収がスムーズになります。また、腸内の善玉菌をサポートし、腸内フローラのバランスを維持する役割も果たします。
². 炎症の抑制
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プロスタグランジンの生成:オメガ-3脂肪酸は、炎症反応に関与する物質であるプロスタグランジンの生成を変えます。特にEPA (エイコサペンタエン酸) は、炎症を引き起こすプロスタグランジンの産生を減少させ、逆に炎症を抑えるタイプのプロスタグランジンの生成を促進します。
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細胞膜の機能改善:オメガ-3脂肪酸は、細胞膜の構成要素として組み込まれることで、細胞膜の流動性を向上させ、炎症物質の産生を抑制します。
³. ホルモンバランスの整える働き
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インスリン感受性の向上:オメガ-3脂肪酸は、インスリンの働きをサポートし、インスリン感受性を向上させる可能性があります。これにより、糖や脂質の代謝が適切に行われ、ホルモンバランスの乱れを防ぐことが期待されます。インスリン抵抗性が改善されると、食後高血糖⇒低血糖の乱高下が起こりにくくなり、副腎が酷使されないので、副腎の改善にも繋がります。
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ストレスホルモンのバランス:オメガ-3は、ストレス時に分泌されるコルチゾルというホルモンの量を調整する効果があるとも言われています。適切なコルチゾルの分泌は、他のホルモンとのバランスを保つ上で重要です。
これらのメカニズムを通じて、オメガ-3脂肪酸は、私たちの体内での炎症の抑制やホルモンバランスの維持に寄与します。
サバや鮭などの脂の多い魚や、亜麻仁油、クルミなどの食品から、適量のオメガ-3脂肪酸を摂取することで、これらの健康効果を享受することができます。
ということで!
サーモン、アボガド、ナッツが一度にとれるレシピをご紹介しますね♪
オメガ3増強レシピです!
サーモンとアボカドのナッツソース添え
このレシピでは、サーモンの濃厚さ、アボカドのクリーミーさ、そしてナッツの香ばしさを一度に楽しむことができます。オメガ-3脂肪酸、ビタミンE、そして必須脂肪酸が豊富に含まれており、小じわ対策に効果的です。
材料(2人分):
- サーモンフィレ: 2切れ
- アボカド: 1個
- 混合ナッツ (くるみ、アーモンド、カシューナッツなど): 50g
- オリーブオイル: 大さじ2
- レモン汁: 1個分
- 塩: 少々
- こしょう: 少々
- パセリやディル (お好みで): 適量
作り方:
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サーモンの下ごしらえ:サーモンフィレを塩、こしょうで下味をつける。フライパンに少量のオリーブオイルを温め、サーモンを中火で焼く。両面がきれいな焼き色になったら取り出しておく。
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ナッツソースの作成:混合ナッツはフードプロセッサーで粗く砕く。オリーブオイル、レモン汁、塩、こしょうと一緒にフードプロセッサーにかけて、ペースト状になるまで混ぜる。
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アボカドの下ごしらえ:アボカドを半分に切り、種を取り除く。果肉をスプーンでくりぬき、1cm幅のくし形に切る。
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盛り付け:焼き上げたサーモンを皿に盛り、アボカドを添える。ナッツソースをサーモンとアボカドの上にかけ、仕上げにパセリやディルを散らす。
このレシピは、オメガ-3脂肪酸やビタミンEを多く含む食材を組み合わせていますので、健やかな肌を保つのに役立ちます。日常の食事に取り入れることで、小じわ対策に効果的な食生活を送ることができます。
あなたの健康をサポートする分子栄養学認定のヘルスカウンセラーへ相談しませんか?
それぞれの方の体質や生活習慣、健康状態によって、どのような食事をどのタイミングで、どの量取ることが最適かは異なります。
自分だけで試行錯誤するのではなく、ヘルスカウンセラーと一緒にワークすることって、何倍も何十倍も速い速度で目的地に到着できることになります。
ヘルスカウンセラーとの相談で得られる具体的なメリット:
- 個別対応: 一人ひとりの生活習慣や健康課題に合わせた、オーダーメイドのアドバイスを提供します。
- 根本的な解決: ただの症状の緩和ではなく、原因からの健康改善を目指します。
- 最新の情報: 分子栄養学の最新の研究結果や知見をもとに、効果的なアドバイスを行います。
- 長期的なサポート: あなたの健康状態の変化に応じて、適切なアドバイスやフォローアップを提供します。
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