今ある症状の原因やつながりはなんですか

昨日は、体験カウンセリングの方のセッションの日でした。
みっちり、次のクライアントさんギリギリまでお話してました。

早速アンケートをお繰り返してくださり、以下のようなものでした^^

Q「とても良かった」という回答はどこからそう思いましたか?

A説明がわかりやすかった 原因と結果やつながりがはっきりわかり、これからどうして行けばよいかも具体的に示してくれた

Qこのカウンセリングはどのような人に勧められると思いますか?

Aちょっとした不調がある人~慢性的な病気の人

むしろ健康に気をつかっている人

Qその他なんでも、些細なことでも、嫌だった事でも、ご意見があればお願いします!

A今までの知識が180度違うことが多くて、もっと早く知りたかったなと感じた。

出回っている常識が正しいとは限らないとは思っていたが、本当判断が難しいし、売っているお菓子などがほとんど食べれない状態なので、具体的に食生活はどうしてるのか気になった。

ほんと、スーパーやコンビニに売ってる普通のお菓子かなり危険ですね。。
具体的な食事については、また、おいおいこちらでもお伝えしていきたいと思います!

(といっても、そこまで特別なことをしているつもりもないのですが)

今までの知識が180度違うことが多かったとのこと、本当に、そうですよね。

ある意味、「健康情報」と出回っていることの逆をやっていたら、それが本当の健康情報なのではないか?とさえ思うくらい今出回っている健康情報はやばいなーと危惧しています。

今日の方は、今ご自身に起こっている症状が実は繋がっているのだって、納得していただけると同時に、巷の栄養学で言われていることってなんだったの?!とびっくりされていたのが印象的でした。

そして、朝一番にメールが来ていたのですが、早速PUFAに気をつけた夕食をとられたそうです。
そしたら、朝のご自身の臭いが違った事に気がついたとのこと。
そして、お子さんのアトピーの痒さもマシだったとのこと。

本当に良かったです。

さて、今日も体験カウンセリングなのですが、今日の方も混乱されている部分があるということで、しっかりおはなししたいとおもっています。

昨日は長い時間今日の方の疑問の部分に関して、さらにスライドを付け足して、作っていました。

体験カウンセリングの時には健康履歴などを出していただいていて、疑問点も書いていただけるようになっているので、それになるべくお答えしたいのと、それプラス、

じゃあ、自分はとりあえず今日から何やったらいい?と言うのが分かるようにお伝えしたいと思っっています。

今日の方は混乱があるのも当然で、以前、支持していた栄養指導の方の指導で3ヶ月位オメガ3をしっかりとっられていったそうです。

なんか足が痛くなっていた来たな、と思うタイミングで私の「オメガ3は危ないよ―」っとの発信を知ってくださり、思い当たることがあるけど、でも真反対すぎてかなり混乱があるということでした。

「前に習っていた栄養の先生ということが逆!」って混乱しますよね。

私は、初めてオメガ3が危険なのかも、と知った時は、分子栄養学認定カウンセラーとして、オメガ3は良いとお伝えしていた側の人間だったので、本当に、顎がはずれそうなくらいびっくりしました。

それで、自分だけのことなら良いけど、誰かにそれをお伝えしている身としては、そんな真逆のことをっ伝えているのだとしたら大変だ、って思って、もう、本当に必死で学び直したのです。

自ら学べば学ぶほど、見えてくることがあって、今まで辻褄が合わないことも、そのメカニズムなら辻褄があう。。。と納得していったのです。

健康に関して自分や家族のQOL(クオリティーオブライフ)が左右されていく、私はお金よりも大切なことだって思っています。だって、健康だったらお金は稼ぐことはできるので。

自分や家族のためにも、何が健康に良いのかと言う健康情報は本当に吟味して判断してほしいと思っています。

今日の話が参考になったら嬉しいです。

またお伝えしていきますね!

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今日のお話、動画でもお伝えしています!聞いたほうがわかりやすいという方に!

魚食のエスキモーダイエットの謎

前回、ALSの方の背中から魚の臭いがでてきた、というお話で、魚の脂もPUFAの油ですよ、って事をおつたえしたら、驚かれた方がいらっしゃいました。

コメントやメールで驚かれたとの感想を頂きました。

その中で、日本人って昔から魚を食べているから、日本人には魚が合っている説についてのコメントをいただいたのですが、私は、そう考えてはいません。

興味深い研究があります。

イヌイット人の食事を真似た「エスキモーダイエット」は低炭水化物、高脂質、高脂肪、高タンパク質の食事で、食事内容は魚や海獣類の肉をです。寒冷地対の海獣類の脂質はPUFA主体なのですが、

一人の油の研究者が100日間このイヌイットの食事【エスキモーダイエット】を自ら試したそうです。

つまり、魚油の人体実験となったのですが、

この結果、100日後に血中のマロンアルデヒドというアルデヒドが50倍になったそうです。

そして、この研究者の精子数が0になってしまったということです。

ちなみに、マロンアルデヒドは子の奇形にも繋がる恐れがあるものなのだそうですが、それ以前に子供ができなくなってしまうってすごいですね。

でも、あれ?っておもいませんか?

エスキモーが魚ばっかり食べても健康な人たちだから、低炭水化物、高脂質、高タンパク質ダイエットは健康によい例として挙げられていたのではなかったでしょうか?

そうなんです。

それが、健康業界、栄養業界なのだ、と、知っていかなければなりません。

西洋文化が入ってきたから、彼らは不健康になったんだ〜と表現されたりするけど、実際はすでにPUFAまみれで不健康体だったのだと思われます。

実際、イヌイットのことを研究したヴィルジャルマー・ステファソンという人類学者はエスキモーに関して、20代で老化の兆候が見られる、60代で西洋人の80歳くらいに見える、と記述しているのですよね。

でもね、これらの情報はちょっとやそっと調べたくらいでは、出てこないのです。

残念ながら数年前まで出てきていた論文さえも、検索しても出てこなくなっているのがこのPUFA関連の話です。

わたしはチャットGPT(AI)にヴィルジャルマー・ステファソンについて聞いてみました。

最初は、チャットGPTは【ヴィルジャルマー・ステファソンは典型的なエスキモーの食事は健康だと発見しました。】とふつーに返事してきました(笑)

そこで、【それは間違っています。彼は年齢の割に老化していると言っているのではないですか?】と伝えたら、

【私が間違っておりました。ヴィルジャルマー・ステファソンはエスキモーの人は若くして老化の兆候を見せると言いました】と訂正してきました(笑)

彼が本当に何を記録に残したのか、に興味がある方は

原文は、インターネット上でダウンロードして読めるものがあります(『The Fat of the Land』(https://www.docdroid.net/exxJJtb/the-fat-of-the-land-vilhjalmur-stefansson-pdf#page=180etc)。

私達は、かなり情報操作の起こりつつある世界に生きている事を知って、納得行くまで調べる事、自分の頭でも考えることをしていかなければならないな、と思った出来事でした。

さて、今日のお話が参考になったら嬉しいです。

またお伝えしていきますね!

 

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今日のお話、動画でもお伝えしています!聞いたほうがわかりやすいという方に!

同じように食べても病気になる人、ならない人がいるのはなぜ?

昨日は、ALSという難病の方のCS60施術でした。
「今日は背中が辛い」ということで、しっかり施術している時、最初は何も反応が起きていなかったのですが、途中からCS60がちゃんと置くまで届き始めた特有の反応が起こり始めて、それとともに、ある【匂い】が上がってきました。

それは、魚のにおいでした。

それで、私はお聞きしました。「お魚ってまだ結構食べられていますか?」

お返事は「はい!とても良く食べています!」とのこと。

カウンセリングも受けてくださっているので、その時に、PUFA、オメガ3は危険ですよ!ってお話をしていました。

そのお返事に私はびっくりして、お魚の脂もしっかりオメガ3なのでPUFAですよ!っとお伝えしました。

これは、私の説明不足だと大反省でした。

オメガ3とはえごま油やフラックスシードオイル、DHAのことであり、魚=PUFAとは全く結びついていなかったそうです。

そこで、施術にご同伴されているご主人が「僕も同じように魚を取ってるけど、なぜ、妻だけがこんな病気になっているのですか?」とお聞きになりました。

その疑問が湧くのも当然です。

そこに、個々の性質(Bio Indivisuality)というものが関係してきます。

それは、個別にカウンセリングして分類出来る類のものなので、

全員に向けてご説明できるものではないのですが、

私達にはBio Indivisualityというものがあるので、オメガ3が悪いと言っても、その悪さが体の症状として出にくい人もいるし、

逆に出やすい人もいるのです。

ちなみに私は、オメガ3に最も影響をうけるタイプの性質を持っている部類です。

おまけに、過去ステロイドなどの抑制効果のある薬剤を使っていたので、余計にオメガ3に影響をうける性質に偏っていました。

だから、もっとも沢山2重結合を持つオメガ3であるDHAをせっせと摂った時には体には大きく負荷になったと思います。

じゃあ、なぜ私はそれが蓄積する形にならず、排出される形になったのか?

というと、体のエネルギー代謝がまだちゃんと回っていたからなのですね。

体がゴミを固めて見て見ぬふりをするのではなく、ごみ掃除をする方向にエネルギーを使ってくれたからなのです。

でも、じゃあ、、症状として出にくい性質だから、とっても大丈夫なのか、と言ったらそうではないのです。

そのご主人に、「ご主人は心臓はお元気なのですか?」っとお聞きしたら、

「僕は心臓、悪いよ!」とのお返事。

やはり、脂に一番弱い臓器は、脂の種類によっての影響がそうやって出るわけですね。

それにしても、今日は、クライアントさんの固まっているところから、魚の匂いがしたことから、PUFAがゴミとして固まるというのはこういう事なのか、と実感したことでした。

さて、今日は、なんで同じように食べても、影響が出る人と出ない人がいるのか、についてちょっとお伝えしました。

今日のお話が参考になったら嬉しいです。

またお伝えしていきますね!

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栄養業界の謎

さて、先週末は6回のフォローアップカウンセリングご卒業の方のセッションでした。
3ヶ月ほどの伴走でしたが、その間に、ご主人へのイライラが随分減られたようで、すごく穏やかなお顔だったのがとっても印象的な回でした。

肉体的なことも改善傾向にあることが分かられて、

「今はまだ改善仕切っていない所もあるけど、ああ、このまま進めば改善していくなってわかった」ということで一旦ご卒業でいいのではないか、とお話しました。

今後、個性への対応が必要になって来たときに、また、お声がけしてください、とお伝えしました。(やはり、わたしたちは個性というのがあるので、その個性に対応する事をしていかないと行けないタイミングも来ます。)

でも、ベースとして、今日までお伝えして来たるように、【PUFA】を避けること、【糖】の代謝を上げること、その2つは大きなベースになっていきます。

以前、お伝えしたように、脳にエネルギーがきちんと足りてくると、イライラが減るし、なんだか焦ってる感じとか、幸せ感がわかないとか、やる気が起きないとか、そのようなことが、わかりやすく改善していきます。

その後、肉体的なこともゆっくりゆっくり変化していくなって思っています。

それはね、やっぱり私自身も含め、クライアントさんの変化をみていたら、もう本当にそうなんだな〜、糖がこんなにも必要なんだなーって見てて実感しています。ある意味、驚いています。

今日は、なんで私自身がそのような結論になったのか、を改めてお伝えしておきたいと思っています。

さて、

たとえ、「人体の細かな生化学的に、これが起きているからそうなるんだな!」って頭で理解したとしても、

実際に、自分の周りや目の前の方が改善に向かわなかったら、ホントそうなの?って疑わしいな、ってことになりますよね。

実際、まさに、「ホントそうなの?疑わしいなー」という気持ちというのが、分子栄養学を習って、習ったことをクライアントさんや家族に適用してて起こってたわけです。一回は良さげな変化に見える事も起きているのですが、それでもなんか違和感があるというか、なんか、サプリで抑えているだけ?みたいな、そんな感覚でした。

そして、周りを見回してみたら、分子栄養学を長らくされている先生たちはかなりサプリ漬けになっていたり、それでいて、ストレスにそこまで強くなっているようには見えなかったり。。。

「本当にそれで良いのかな?」と思える出来事に遭遇するたび、小さな疑問が私の中にさらに渦巻きはじめていました。

分子栄養学では【サプリはいつまでも飲むものではなく、サプリは減らして行けるべきだ】と習うけど、実際、先生たちは何年もやってても、サプリ漬けの方多いよね、とか。。。ですね。

分子栄養学では、【これが正解】と習ったけども、それを頭で理解して、それを実際に行ってみて、やってみて体で起きることは、謎な事が起きて、「いや、本当に正解なの?実は、正解じゃないのでは?何かが違うのでは?」と疑い始めたのですね。

でも、もちろん、「分子栄養学で習った全てが全部間違いだった!」なんて言うつもりはないのです。

その学びの中で今でも役立っている学びももちろんあるのです。

でも、今では、勉強を深めた結果わかっている、PUFAという多価不飽和脂肪酸に関する考え方や知識、それに【黒糖やはちみつ】といった単純な【糖】への考え方は、体のメカニズムとして、超重要な部分だとわかっているので、そこがズレている教えだと人体として長期に見た時、健康には導けないし、なんなら致命的なんじゃないか、とさえ思い心から危惧しているのです。

私の体に起こった【違和感】、周りを見ていての【違和感】から気がついた事だけど、その後学びを深めて居る中で、生化学的にも、研究論文を細かくしらべると、分子栄養学では習ったこととは真逆のことが論文として出されているのだ、と知ったのです。

私は、九州大学農学部を卒業してるのですが、大学3年のときに、東京大学獣医生化学研究室に出向させてもらう経験をさせてもらい、その研究室で論文を読むというのを教えられました。

分子栄養学で習ったことが本当なのかを知るために、自分でも論文を読まなきゃ!!!何が真実なの???って、模索しはじめたときに、「あ〜〜過去ってこうやって今に役立つように出来ているんだな〜〜」と、つくづく人生の流れみたいなものに感謝したのでした。

確かに、分子栄養学で習う事というのは、〇〇仮説ということで、言われている事や、実際論文として出されていることもあるのでした。

でも、その全てではないけど、分子栄養学で推奨しているはずの〇〇が実際体内では▲▲という働きをすることがわかってて、摂取するのは健康に良くないという研究論文も【ある】のです。

つまり、両方の論文が揃っているのが今の世の中というわけだったです。

今現在、【糖】それも、黒糖とかはちみつはしっかり摂って良い栄養だ、とか、【PUFA】が良くないという論文はあるのにも関わらず、表には上がってこないで、逆のことが【真実だ】と、言われている栄養業界になっている、ということなのです。

そして、PUFAを絶賛する論文はその研究資金を提供しているのが、油業界だったり、、、と。闇な部分も見え隠れするという状態です。

もう、そこまで来ると、私達のような研究者でもないものは、どっちが正しいのか、自分が研究室で研究することが出来ないものは、論文よんだだけでは結論は出せません。

だから、自分やその食事を臨床ベースで行われている先生方から話を聞き、セオリーどおりの事が起きるのか?矛盾はないのか?を実践して納得していくしか無いのだと思います。

私の場合は、PUFAに疑問を感じ、習っていたことと真逆の説があることを学び、その論文もあることを学び、その道で結果を出されている先生から話を伺い、そして、自分で試してみて、実際に自分や目の前のクライアントさんにもためしてもらって、そして、【糖】を入れることと、【PUFA】をなくす事が健康にもっとも必要なことだ、という研究のほうが指示できると結論を出している現在なのです。

【PUFA】をストップして、【糖】をしっかり入れると、わかりやすく変化が起きてきます。3ヶ月くらいで何かしらの良い変化を感じてもらえます。一切のサプリなしでそれが起きます。

【糖】は入れなきゃだめなんだな!

【PUFA】やっぱり危険なんだな!と、現場ベースで確信にもなることでした。

他のクライアントさんで、分子栄養学で必要と言われた10種類以上のサプリメント(それも超高品質)を飲まれていた方は、今はすっかりサプリ断ちされて、それなのに、「幸せ感がわかない」という悩みがなくなり、夫へのイライラが減り、そして、今まで考えられなかったのに、赤ちゃんが欲しいという気持ちにまでなられれた、、、という事が起こりました。

それは、【生物としての人間】の生命力が上がった事が、すごくわかりやすく見て取れる出来事だと思います^^

そんなわけで、私は、分子栄養学の教えの中でぬくぬくとしているのは危険なのかも、なのに、周りはどんどんその教えが主流になってきている、という危機感を感じるようになったのでした。

さて、今日のお話が参考になったら嬉しいです。

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今日のお話、動画でもお伝えしています!聞いたほうがわかりやすいという方に!

糖質制限で【糖がちゃんと使えない体】は改善するのか?

先日、健康サロンをやっている人たちのあつまりがありました。案の定健康話になったのですが、健康に良いことということで「糖質制限をすること」って普通におっしゃる方がいて、私は「。。。」となりました。やっぱり、「糖質制限が健康に良い」って健康常識がまん延してるなーと感じました。

さて、さて、
前回は現代生活を普通に送っていたら、PUFAまみれになっちゃって、少しずつ、少しずつ甲状腺機能低下になっていくよ、ということをお伝えしました。

PUFAとは、もう一回整理すると、多価不飽和脂肪酸といわれれる2重結合を2個以上持っている体内でも酸化しやすい油でしたね。

栄養業界、不思議なくらいPUFAの体内での酸化については発信されていません。それどころか、オメガ3系の油は健康に良いと皆で口を揃えて言っている恐ろしい状態です。

わたしは、PUFAについて、そして糖について、学んでいった時に、これは、微力ながらも発信して、この落とし穴に落ちない人を増やさないといけない!!って強く思いました。

だって、本当に逆じゃないですか。

先日も糖質制限と、オメガ3系の脂の摂取をしている方からメールをいただきました。

糖質制限で食後の眠気などがなくなり、体調が良いと感じる一方、ちょっと前から足に痛みが出て来たというもの。。。

こういうのってあるあるですね。

食後の眠気は糖質を減らすと起きなくなります。

そもそも、それは、【うまく糖が使えていない】から高血糖になり、その後体がインシュリンを分泌しすぎて低血糖になり、という中で強烈な眠気に繋がるのですが、

糖を減らすと、その高血糖と低血糖が起こらなくなるので、眠気に苦しむことがなくなり、「あー調子良くなった!やっぱり糖質制限っていいんだな!」となりがちなのです。

でも、それを年単位で続けていくと、ますます体の糖代謝の能力は落ちて行きます。そして、たまーに外食などで、糖をしっかり摂る食事でもしようものなら、気絶するほどの眠気に襲われるのです。

これは、糖質制限を続けた所で、【糖をちゃんと使えない体の状態】が改善したとは言えないですよね?

それどころか、悪化していますよね?

もう、こんな感じになってしまうと、『糖って悪!』って信じ込んじゃって、糖をガッツリ食べている人を『そんな不健康な事して信じられん!』という目で見るようになります。

これは、糖が悪いのではなく、糖をうまく回せない体になってしまっていることに原因があるのです。

糖をうまく回せないから、血糖値が上がりやすい、その状態が体で成り立っている、つまり、高血糖というのは、体に糖が必要じゃないから取り込まずに、上がってしまったのではなく、体に糖は必要なのに、うまく利用できなくて(利用障害)上がってしまったという結果なのです。

なのに、【糖】が悪い!!となるのは、木を見て森を見ずの状態なのです。

では、既に糖の利用障害が起きているなら、どうやって改善していったらいいのか、ですよね。

PUFAをとらないような食生活にすることは、お伝えしましたね。

それを前提としながら、毎日はしっかり【糖】を取ってもらいたいのです。

でも、摂る【糖】に注意が必要だったりします。健康体にまで戻ったら、しっかりお米を食べる生活というのでしっかり糖は回るのですが、何か不調が起こっているなら、ほとんどの方は糖のエネルギー代謝が滞っている状態に陥っていると思われるからです。

その場合、しっかりお米を食べると、体がお米を分解するエネルギーを捻出しなければならない事、

お米はグルコースという糖の集まりなので、大量なグルコースのみが入ってくることから、うまく利用できない人がいらっしゃいます。うまく利用できずに、高血糖になったり、眠気がでたりします。

その場合はお米の摂取量は減らして、【糖+果糖】(グルコース+フルクトース)の組み合わせの糖質がシンプルに入っているものを摂取することで体は【糖】という材料からエネルギーを作るための代謝が回しやすくなっていきます。

糖がうまく回らないのには原因があった、糖そのものが原因なのでないのですね。糖質制限をすると、【糖はますます使えない体になる】というのが実際に起こることだと覚えておきましょう。

さて、今日のお話が参考になったら嬉しいです。

またお伝えしていきますね!

(娘がハマってる米粉とグラスフェッドバターを使ったクッキー。とっても美味しく作れるようになりました^^)

オメガ3は危険!取り続けたら体に起こったこと

前回、PUFAという多価不飽和脂肪酸について少しお話しました。

2重結合を2個以上持つ【脂質】である【PUFA] が糖の代謝をブロックして、糖をうまく使えない状態になる。

それで私達は高血糖になったり、エネルギー代謝に使われない糖が中性脂肪になってしまうんだよ、ということをお伝えしました。

そういうことをお伝えすると、え?でもオメガ3やオメガ6は必須脂肪酸といわれているから、絶対とらなきゃいけない油なんだよね?

という方がいそうですね。

巷の栄養学でも、

オメガ6は、最近は摂りすぎには注意って言われてきてはいますが、それでも、必須脂肪酸ということで、「とらなきゃいけない油だ」といわれています。

オメガ3と6はバランスが大事で、1:4とかのバランスだと体にいいということで、オメガ6取りすぎている現代人はバランス摂るためにオメガ3もしっかり取りましょうって言われているのが今の巷の栄養学の教えです。

普段の生活を送っていたら、えごま油なんて美味しくもないし、一生懸命摂取することなんてしなかったのに、栄養の事を勉強し始めると、とらなきゃいけない油だ!必須脂肪酸だ!って習うもんだから、美味しくない油でも、なんとか摂取しようと頑張る。

私の場合は、栄養の勉強の中で出てくるオメガ3のことは長らく知ってはいて、何度もえごま油なんかを買って食べようと試みるのだけど、その美味しくなさに、1〜2度食べては断念して、いつの間にか古くしてしまい、廃棄、、、ってことを何度も繰り返していました。

でも、とうとう、「オメガ3の抗炎症効果」というものを習い、栄養しっかり頑張るぞ!と、DHAという魚油からとられたオメガ3をサプリメントで摂取しはじめます。

そして、毎日、毎日欠かさずにオメガ3のサプリを6ヶ月取り続けたら、体に起こってきたことがありました。

これは、私と夫の二人共に同時に起こったことです。

それは、足の膝より下から足先にかけてのグチュグチュした発疹、そして、円形脱毛でした。

私だけなら、まだ、ストレス?とか体質?などと、違う理由も考えたとおもうのですが、夫婦揃ってだったので、これは、摂ってるサプリだ、って思うことができました。

そして、さらに深く勉強をするなかで、それがPUFAなのだということに行き着きました。

そうなのです。これらの症状は、すべてPUFAに関係があります。

足の発疹は体内で毒性の炎症ゴミになったPUFAをなんとか体が排出するための苦肉の策としての排出現象でした。

また、円形脱毛はPUFA摂取によって、甲状腺機能低下が酷くなってきたことからの症状でした。

今では、そのことの繋がりがわかっているけど、

当時はわかっていなかったので、本当に最初は頭がはてなでした。

栄養に良いことをせっせとしているのに、私の体はどうしちゃったの?って感じでした。

私は円形脱毛は髪の毛で隠れるからまだ良いけど、夫の場合はもろ見えだったので「あ〜俺もいよいよハゲを気にしないといけない年になったか。。。」とかなりがっかりしている様子。

でもですね、私の場合は、そんなわかりやすい変化があったことから、さらに深く勉強するきっかけをもらったことをいまでは、感謝しています。

学んでいくと、PUFAはいい油、体に必要な油なんていうのはとんでもないことで、

体に入ったら、かなりの毒性を持つことから、体がなんとかしてその害の被害に合わないようにしている物質なのだと知っていったのです。

また、私たち家族の場合はラッキーなことに、ここ数年、日常にはPUFAを使う事がない食生活でした。

食生活で菜種油やごま油などの植物油、種子油を使っている方が多いとおもうのですが、うちはここ10年近くそのようなものは使っていなかったので、体の代謝がPUFAの蓄積でブロックされてしまっている部分は少なかったのですね。

なので、そうやって、いきなり、せっせと入ってきたDHAサプリというPUFAを、体はゴミとしてすぐに処理することが出来た結果がそのような足の発疹だったというわけです。

これが、長年PUFAまみれの状態の体だと、体のごみ処理機能が落ちているため、じわじわ、じわじわと捨てたいPUFAゴミが溜まって行ってても、排出出来ない状態で、体中にゴミを抱えている状態になってしまうのです。

ちなみに、【オメガ3の抗炎症作用】というのは、その通りなのですね。

今お伝えしたように、オメガ3をせっせと摂っていくと、免疫を発動させる「ごみ掃除」をしない体になって行ってしまうのです。

わたしのように、知らずにもPUFAをとらない食生活をしてて、代謝がそれなりに回っていたら、いきなり入って来たPUFAのような毒性物質は体が必死に排出する力があります。

足の発疹ってうざいし、キモいし、嬉しいことではないのですが、これは起こらなかったほうが良いのか、というと、体が排出したいものが排出された方がいいに決まっていますよね。

つまり、必要な排出現象が起きただけのことだったのですね。

でも、すでにPUFAが溜まっている体だと、追加でオメガ3をサプリで摂ったときには、体にゴミがありすぎて、体はごみ処理をしないことを選択してしまうのです。(エネルギー不足のため)

なので、【オメガ3の抗炎症作用】って、良いことなのか、は、考えてもらったらわかると思います。

またここのあたりについてはお伝えしていきますね!

さて、今日のお話が何か参考になったら嬉しいです!

(グラスフェッド牛のテールのボーンブロススープ作成中♪
牛の脂はPUFAほとんど含まれません^^)

幸せ感が沸き起こらないなら○を取れ!

ここ最近、糖が大切なんだよ〜!ってお話をしていると思います。

糖は私達が生きていくためのエネルギーを作る材料として、最も効率が良くって、クリーンな材料なのです。

でも、そんな話をすると、「え?糖って1gが4キロカロリー生み出すけど、脂肪は1g9キロカロリーを生み出すから、脂肪のほうが燃えた時のほうがエネルギーって沢山生み出されて良いんじゃないの?って質問も出るかもしれません。

確かに、1gあたり、脂質のほうが作られるエネルギー総量が多いです。

だから、糖質制限で脂質とタンパク質をしっかり摂るダイエットの場合はお腹があまり空かない気がします。

脂質とタンパク質だと、血糖値が動かないから、血糖値をコントロールしたい人にとって、こんなに良い食事法はない!って結論にもなったりしそうになるのです。

でも、前回お伝えしたように、糖を材料にしかできない器官がある。それが脳と赤血球でしたね。

その体の仕組みがある限り、糖を減らすということは体にとって致命的なことになってしまうのです。

脳が糖切れな状態って、イライラしがちだったり、自分のキャパが無い感じなのです。なんか、焦ってる状態。

私は、糖質制限していた頃、「糖は少なめ」を心がけていた頃はいつもなんか焦ってるって感覚がともにある状態でした。

今日、予定が山積み!て日なら、もちろん焦る気持ちになるのはありだけど、そうじゃない余裕がある日でも、なんかいつも焦ってる自分がいるな、って気がついたのです。

気持ちが焦って、先走る感覚なので、何かを落ち着いて取り組むということが難しかったです。じっくり本を読んで思考を進めるとか、文章をじっくり書くとかが何故か出来ないんですね。

あの頃、ビタミンBが足りないと、本が読めなくなるよ、と聞いて、ビタミンBを取ってみたりしたくらいです。

今では、なぜビタミンBと言われているのかもわかります。ビタミンB類は糖の代謝に関わるビタミンなのですね。

でも、糖を取ってて、代謝部分でコケている場合はビタミンB類はサポートになるのだけど、そもそも、糖をあまり取れていない場合は、材料不足なので、ビタミンBだけあっても働けません。

脳内のクリエイティブさとか深い理解とかって、やっぱりかなりのエネルギーを消耗します。

糖が少ないと、潜在的な脳のエネルギー不足が起こってしまうので、集中モードには入りにくいのです。

受験の時に、私の母はせっせ、せっせとケーキを買ってきてくれていました。ケーキが常備されている状態だったのですね。(母の愛情表現方法は食べ物だったので!😁)

コーヒーを淹れて、ケーキをお皿に入れて、2階の勉強部屋に向かうのが私の毎日の受験勉強スタートのルーティンでした。お陰で、希望の大学に合格したのは、そんな母の愛情のおかげだったのかもなあって今更ながらに感謝です。

ちなみに、コーヒーと一緒に食べていたのも良かったのです。コーヒーのカフェインが糖の取り込みを上げてくれるので、糖がキチンとエネルギーとして周りやすかったのですね。

コーヒーなどのカフェインは良くない!!!って分子栄養学の学びでは習ったのですが、でも、科学論文のリサーチベースでは、カフェインを【糖なしで摂ることがエネルギーの空回りになるので良くない】のですが、【糖と一緒に取ることは、実はとっても健康効果が高いこと】という結果が出ているです。

(カフェインやめろと習って、一時は止めたけど、でも、美味しいし、これがだめな気がしないな、、、っておもってまたすぐに飲み始めてたのですが、その感覚は正しかったようですね。)

脱線しましたが、話を戻しますね。

【糖】が少ないと、勉強や脳を使うという人間の活動として高度なことはもちろんのこと、基本的な生存という所も脅かされていきます。(脳のうちの20%が糖依存だということはお伝えしましたね!)

そうなると、本当に色々な事に悩まなければならなくなります。

例えば、あるクライアントさん、疲れやすく、幸せ感が湧かず、それをなんとかしようと、とても沢山のサプリメントを摂られていました。

実はこの状態って、栄養の事を一生懸命やってる人にあるあるだったりすることなのです。

いろんなビタミンとかミネラルとか一生懸命取るんだけど、肝心のエネルギー代謝がうまく回らない事が起こってるために、それらの微量栄養素とっても効かなかったりするんです。

この方も同じようなことが起こっていました。

【糖】こそが大事なんだ、ということを伝えさせていただき、【お伝えするように】【糖】を摂ってもらうようにしてもらいました。

すると、どうでしょう。

それまで幸せ感が起こらない、って言ってたのに、

しばらくすると、「子供と朝散歩してるだけでしあわせだなああああって幸せ感が込み上げてきた!!」と報告してくださいました。

ご主人に対しても苛ついてしょうがなかったのに、この頃は笑える余裕がでた、とか。

さらに、最近は、4人目の妊娠も良いかも!と気持ちが向かれているそうです。

これって本当にすごいことです。

糖のエネルギー代謝がしっかり回り始めると、私達はの体は、【ただ自分が生きる】事に精一杯だったのから、余裕が出来て、【子を生む】という更にエネルギーが必要なことに向くことが出来るのですね。

脳に糖が必要なのに加えて、赤血球は糖依存です。赤血球といえばほとんど【血】そのものですよね。

赤血球は他の細胞が沢山のエネルギー生産をしている細胞内のエネルギー生産工場であるミトコンドリアという細胞小器官を持たないのですね。

で、

通常の細胞は、そのミトコンドリアで酸素も使って莫大なエネルギーを生み出すということができるのだけど、赤血球は自分が使うエネルギーを生成するためにそのような好気的な代謝経路を使うことができないのですね。

そのため、赤血球はエネルギーを得るために細胞質内の解糖系と言うシステムを利用し、グルコースを分解してATPを産生します。

赤血球は糖があろうとなかろうと、どうやったって糖しか使えないので、糖が無い時、体は私たちの体を構成しているタンパク質を切り出してアミノ酸にして、それらを糖に作り変えるという、ウルトラCをやり遂げます。

でも、このときの体は【糖】というエネルギー不足。

だったら、なるべく省エネで分解し易いタンパク質部分がいいって思うの当然ですよね?

そんな、【糖】不足の体が最初に使い始めるのはどこだか知ってますか?

それは、軟骨などのコラーゲン部位です。

コラーゲンにはグリシン、プロリン、ヒドロキシプロリンなどのアミノ酸が豊富に含まれており、これらのアミノ酸が糖新生でグルコースの前駆体として利用されるのですね。

【糖】のエネルギー代謝がうまく行っていないと、わたしたちの体は、どんどんコラーゲンを使って行きます。

すると、お肌はカサカサになりがちだし、膝などの軟骨部分がすり減って痛みが出るなんてことになっていくのですね。

膝が痛くって、整形外科に行ったら、膝の軟骨がすり減っていますよ、って言われました。。。という方も結構多いのですが、大切なのは、なぜそれが起こっているか?なのですよね。

まずは、意識しないといけないのは、糖のエネルギー代謝がきちんと回っていないために、体が軟骨部分を食べて行ってしまっているという事実だったりします。

さて、今日はまた違う角度で、糖の重要性をお伝えしました。

今日の内容が少しでも役立ったら嬉しいです!

またお伝えしていきますね!!

 

(糖代謝を上げたら起こった事!バカ毛がたくさん生えてきた。笑)

スッキリ思考がまとまる脳には糖が必要なわけ!

私達が毎日安全に生きて行くためにはものすごいエネルギーが基礎代謝の部分だけでも必要になってきますっという話をお伝えしました。

私達は、色々なものを食べるけど、それら栄養素の中で糖質、タンパク質、脂質という3つが3大栄養素って呼ばれていて、生きていくためには、それらは絶対必要だよ〜と言われているものですね。

中学校とかで習ったと思います。

でも、この3大栄養素って、身体にとってどれも必要なものなのだけど、糖質は身体のエネルギーとして使われることが一番効率が良くって、おまけにエネルギーとして使われた後は、水と二酸化炭素に分解されるだけなので、とってもクリーンなエネルギーだって知ってましたか?

わたしは、糖質制限よりな食事が身体に良いと信じてやまない時代があって、数年単位で糖質制限をやっていました。

糖質=悪とまでは思わないけど、糖質=沢山は摂らないほうが良いもの

という認識がこびりついていました。

でも、身体の色々な臓器って、身体にエネルギーとして糖質がある時、使える糖質が無い時に一体何をエネルギーとしているのかって知っていますか?

まず、糖がある時とない時で体は使うエネルギーにしていく栄養を変えます。

それはですね、

身体にエネルギーとして使える糖がある時には、

肝臓は、糖やアミノ酸をエネルギーにしていくし、

筋肉は糖を

心臓は脂肪酸を

脂肪組織は糖を

脳は糖を

赤血球は糖を

それぞれ使って、エネルギーにしていきます。

はい。身体に糖がしっかり入っていたら、心臓以外は糖をエネルギーとして使うのですね。

それは、糖って、まずは、エネルギーにしてくために、代謝経路に乗せる形にするのに、余計なエネルギーがいらないのです。

ベルトコンベアーみたいなのをイメージしてください。最終形態はATPていう身体が使える電池エネルギーです。

そのベルトコンベアーは糖であるグルコースやフルクトースが材料として入ってきた時に一番労力少なくベルトコンベアー上を流して作り替えて行くことが出来るのです。作業員が一番少なくて良いんですね。つまり身体がその行員に支払うお給料もあまり捻出しなくて良いのです。それでいて、その糖という材料はクリーンに燃えて、最終的にATP電池になってくれるから、ゴミが出ないので、廃棄物処理にも人手が必要ないのです。つまり、会社としてのお金はまたここでセーブできるわけです。

じゃあね、糖質制限なんかをして痩せよう!!って思ってると、糖をかなり制限しますよね。

身体にエネルギーに回せる糖がない時、身体が使うものはなんでしょう。

肝臓は脂肪酸

筋肉は脂肪酸かケトン体

心臓は脂肪酸かケトン体

脂肪組織は脂肪酸

脳は果糖

赤血球は糖を使うのです。

まず、身体は生きていかないといけないので、なんとかして、ATPを作るための材料を作り出すのですが、なにせ【糖」っていう一番最適な材料が入荷されてない、って、身体の作業員はざわざわします。

そして、このままじゃやばいね、って、っ特ベッツ作業員を動員します。それがアドレナリンとかコルチゾールとかいう作業員。その特別作業員が働くことで身体の脂肪組織にためている中性脂肪を分解しにかかり、【脂肪酸】という材料をベルトコンベアーに乗せる作業をします。

そのままじゃ使えないので、β酸化という過程を行いアセチルCoAという形にしてベルトコンベアーにやっと乗せれます。

会社としては、余計な作業員も動員しなきゃだし、余計な給料がかかるので、これは非効率なエネルギー生産方法っていうのがベースに覚えて得必要があることなのですね。

でも、【糖】 の入荷がない、っていう非常事態にはしょうが無いですよね。生きるために、身体はそれをやっています。

そして、あれ?っておもいませんか?

糖がないときでも、脳は果糖を、赤血球は糖を使うって意味がわからないと思いますよね。

以前は、糖質制限派の人たちからよく言われていたのは、脳は脂肪酸からのケトン体を使えるし、それのほうがすごく良いネルギー源なんだ!って説でした。

でも、実は、ケトン体って、脳は本当の緊急時に使うことは出来るのですが、それでも、脳に必要なエネルギー全部を賄うことが出来ないと言われているのです。

賄えるのは80%まで。残り20%はどうやったって、糖からエネルギーを賄わないと脳はきちんとした司令塔としての働きが出来ないのです。脳の特定の部分や赤血球など、ケトン体を利用できない細胞が糖であるグルコースに依存しているためなのです。

いっつも糖を削っていていたら、その20%がうまく賄えない状態が続き、脳は死滅していき、きちんとした働きができなくなってしまうのです。

そして、実は、2017年に重要な研究論文が発表されています。

脳は、糖が欠乏したときのために、ブドウ糖(グルコース)を果糖(フルクトース)にして脳の細胞内に備蓄しているという研究結果です。

つまり、低血糖という使える糖がない状態のとき、脳はじゃあ、ってすぐにケトン体を使うのではなくて、果糖を使っているのですね。

実は、ケトン体は、脂肪酸もそうなのですが、糖のエネルギー代謝をブロックしてしまう物質なのです。これはどういうことかっていうっと、糖がエネルギーとして使われる時に、その代謝の経路、さっき伝えたベルトコンベアーに組み込まれていくのだけど、その経路の邪魔をするのです。だからスムースに糖がエネルギーに変換されなくなるのです。これをランドル効果って言います。

それも、摂ってる脂肪酸の種類によって、完全にブロックするか、一部をブロックするか、変わっていきます。

そこら辺についても、とっても重要なことなので、また順を追ってお伝えしていきたいと思っています。

今日お伝えしたかったことは、わたしたちの脳って、どうやったって糖が必要なんだよ!!!!ってことです。

長らく糖質制限をしていると、どうしても、身体は毎日少しずつ、病気を作り出す身体の状態に移行していきます。健康って一日にしてはならないけど、病気も一日にしてはなっていません。毎日の積み重ねで、わたしたちは健康にも病気にもなっていくのですね。

今日の話が少しでも役立ったら嬉しいです!!

またお伝えしていきますね!

好きなことを見つけるためには、〇を取れ!

先日の記事「好きなことを見つからない事とエネルギー不足の関係」というテーマについてはyoutubeでもお話したのですが、

好きなことが見つからない事とエネルギー不足の関係 1

好きなことが見つからない事とエネルギー不足の関係 2

 

そのことって興味がある方が多いんだな、とわかりました。

それは、「好きなことを仕事にって言うけど、その好きなことがわからない」という、カウンセリングでよーく聞くお悩みがあって、それに対する回答というか、考え方についてお話したのですが、

その中で、

【まず、「これが好き!」とか、「あ〜〜これだ!!!」って思えるかどうかって、その余力がないと、難しいのだと思っています。余力。。。それは【身体】のエネルギー的な余力であり、【精神的】な余力 です】

とお伝えしました。

今日は、その話の中での、好きなことを見つけるためには、【身体】のエネルギー的な余力が必要だよ!という部分についてお伝えしたいと思います。

それはですね、

自分が何が好きなのかわからない、っていう方とか、そこまでではなくても、なんかやろうかな〜ってちょっとは思うけど、でも、なんか出来なくって止まってる、、、って方は、基本的に無自覚な方が本当に多いけど、身体のエネルギー不足が確実に起こっています。

私達の身体は、基礎代謝と言って、何も大きな活動をしなくっても、ただ、生きているだけで、ATPと言われるエネルギーを使いつづけています。

その基礎代謝で使ってるエネルギーをバカにしてはいけません。

私達って毎日、毎日食べた物を食べますよね?

その固形の食べ物を食べた時に、噛み砕いて(エネルギー消耗)飲み込んで(エネルギー消耗)胃酸が働いて(エネルギー消耗)、タンパク質だったらペプチダーゼ作って(エネルギー消耗)、アミノ酸レベルまで一個一個に切り離して分解して(エネルギー消耗)、糖質だったらアミラーゼ作って(エネルギー消耗)グルコースなどの単糖レベルにまで切り離して分解(エンルギー消耗)、脂質だったらロパーゼを作って(エネルギー消耗)、脂肪酸レベルにまで切り離して分解(エネルギー消耗)消化していくのです。

そして、やっと吸収していくのだけど、それらを血肉にしていくためにも多大なエネルギーが必要になってきます。

つまり、生きている命をつなぐ、という単純な事に、身体中総動員して、必死な働きを行って、わたしたちは普通に【元気】って、ただ【生きる事】が出来ているんですね。

その体の働きはもう感動レベルを通り越して、神様の働きを感じざるを得ないくらい精密なわけです。

これに、身体には、ホメオスタシスっていう外界の刺激に対して、体内がその衝撃をもろに浴びないで済むように身体の中を一定に保とうとする働きが働いてくれていて、

この頃1月のここ長崎は海の目の前で寒かったりもするのですが、家の中は薪ストーブをつけて暑かったり、と、私の身体は寒さと暑さと両方を味わっているのだけど、そんな中でも、体温は変わらず一定に保つ働きをしてくれているのです。それは、外の気圧とか温度とかに合わせて血管を少し収縮させて、血圧をあげたり、はたまた血管を緩めて、血圧を緩めたり、交感神経、副交感神経の働きを使って微細な調節を行っているのです。

つまり、何を言いたいか、というと、ただ生きているだけで、環境に合わせて色々身体は忙しく働いているってこっとです。夜寝てても、夜中に、トイレで目が覚めるという方が結構いらっしゃるのだけど、それは、夜中に身体がエネルギー不足を起こして低血糖になっている場合に起こります。つまり、身体はエネルギー不足を起こしているのですね。

自分の身体を維持する、基礎代謝の部分でさえエネルギー不足を起こしているのに、さらなる何かこれ!!ってことに、身体がエネルギー使いたいって思ってると思いますか?

「もう、勘弁してよ〜〜ただでさえ、貯金マイナスなんですけど〜〜、それ、万が一やる気出しちゃったりしたら、なにかアクションするんでしょ?それってどんだけエネルギー使うかわかってますか?!」

って身体からは、帰ってきそうですよね。

そう、【やる気】って、実態がなくて目に見えないものだから、身体の物理的なエネルギー不足と関係なさそうだけど、【やる気】を起こすのって、ドーパミンとかアドレナリンとかって神経伝達物質やらホルモンやらが身体の中で発動されて初めて私達は【キラリン!!】って目を輝かせてやる気になるのです。

つまり、身体の中で何かの物質が働いて初めて実体のない【やる気】を感じる事ができるのです。

身体に余力がないと、ドーパミンも出せません。。。アドレナリンも出せません。。。だって、私、生きるためのエネルギー回すので精一杯というか、本当はここの修復と、これの消化と、あれも、これもエネルギー不足で滞ってて。。。って言ってるのが身体です。

つまり、やりたいことが見つかるためには、または、【これ!】って思えたり、「これだな!」って思えることに向かっていく行動が出来るためには、身体のエネルギー不足を改善して!!!

と、それに尽きるのですよね。

っと、、ここまで前置きが長くなってしまって、もう、長くなりすぎたので、結論だけ言うことにします。

じゃあ、身体のエネルギー不足を改善するには、どうしたら良いの?ってところですよね。

それは、【糖】を摂ることです!

それも、かなりエネルギー不足がある方ほど、シンプルな形の糖を摂る事。ベストな形は【グルコース+フルクトース】がシンプルな形で入っている糖です。

この結論をお伝えしたら、「えええええ〜〜〜〜〜」とかなりのブーイングが置きそうですが、これにはきちんとした生化学的根拠があるのです。

糖といっても、白砂糖は薬剤使ってかなり漂白されてるので、その薬剤の害が嫌なのでオススメしていません。

こうやって一言で結論は言えてしまうのですが、これには、更に更に伝えたいことが山盛りあります。

ということで、また、お伝えしていきますね!


(ということで、黒糖かじってます!)

遅ればせながら、あけましておめでとうございます!

【遅ればせながら、あけましておめでとうございます!】

こんにちは!Pure Food Pure Bodyの石井恵子です。

さてさて、ちょっと久しぶりのブログになってしまいました。

前年はかなりインプットの年だったので、今年は、しっかりアウトプットもしていこうと思っています。

2020年以降、私自身、ますます変化していってるのですが、去年、2023年は本当に大きな節目になる年でした。

10年前の2013年にアメリカから日本に帰国し、離婚をしたのですが、そこから10年経って、2023年の12月に元夫と、やっと友情を復活させることが出来ました。
年末年始には、かつて住んでいたアメリカ メイン州の地を訪れました。

それは、アメリカに住む3人の子供たちのためにどうしても達成したかった事でしたが、本当に祈っていたことが120%叶えられた出来事でした。

(夕方7時から夜中の2時までの7時間、元夫、私、アメリカの子供3人の5人で話し続けた2024年1月1日)

離婚から、友情復活までには、本当に長い道のりがありました。

でも、10年という月日の中で、「こういう形にしたい」という思いを変えずに進んでいたら、本当にミラクルのようなことが起こり、ちゃんとそれは達成されていきました。

神様のことは結構昔から信じていたのですが、2020年にいろんな出来事の中から聖書をガンガン読むようになり、洗礼も受けて、クリスチャンになり、ますます神様のことを信じて祈る毎日になりましたが、今回の出来事も、また、神様の働きを感じずにはいられないことでした。 

さて、お仕事の方では、2023年には、分子栄養学臨床医学会の認定カウンセラーを取得しました。

日々はサロンの方で、施術に加えて、心と身体の健康のカウンセリングをしております。

更に、年末には、崎谷博征医師パレオ協会基礎医学会員となり、今現在はさらなる勉強の道も楽しんでいるところです。

大学時代、生化学の研究室でを研究し、アメリカの研究所でも研究の端くれを味わわせていただいた事がこのような形で役立ってくるんだなあ、と、人生の点と点って繋がっていくんだ、という事を実感しています。

巷の栄養情報でまことしやかに言われていることが、研究論文を調べていくと、とんでもなく間違っている事だったり、真逆だったりするということを、ここ最近は興味深く学んでいます。

じゃあ、本当の健康への道って、どのようにしていったら進んでいけるの?

私は2010年以降【健康の分野】で学びを続けてきたのですが、ここに来て、あーそういうことだったのか〜、と、深く繋がってくる経験をしています。

世の中で良いと言われているものが逆に身体を害するものである理由があるのでした。

一生懸命健康法を追いかけている人をリアルに中長期に見た時に、健康になっていかないはずだわ、と愕然としました。

今後発行するニュースレターでは、「どうやったら、なるべく心も身体も若々しく、元気でいられるのか」について、本当のサイエンスを元にした、心と、身体の健康情報について、お伝えしていこうと思っています。

巷の健康情報とのギャップにびっくりされるかもしれません。

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それでは、皆様の2024年がますます健康で喜びに満ちた年になりますように。

石井恵子