【糖】を取れ、取れって言っても、何の糖を取ればいいの??との質問が寄せられました。
パンやご飯、ケーキを食べてたら良いの?との質問です。
それらの糖質は糖(グルコース)が沢山くっついたデンプン構造をしているため、体調不良の方は取りすぎはおすすめしていません。
オススメしているのは、【糖+果糖】の組み合わせの糖質がシンプルに入っているものです。
それは、果物、黒糖、ザラメなどの糖、はちみつなどになります^^(白砂糖は、ケミカル的に漂白されているので、そういう意味でおすすめしていません)
つまり、甘みそのもの!!!
「シュガーダイエットが健康に良いよ!」
っていきなり伝えられたら、絶対ドン引きしたくなりますよね。
「砂糖って絶対健康に悪いやつやん!!!良いわけ無いやん!!」ってお決まりのセリフが帰ってきそうです。
私も2010年ころに発信したニュースレターでは、巷の栄養学にすっかり引っ張られて、全く見えていませんでした。
砂糖の甘くない真実とかって、100個くらいの【砂糖の悪いこと】を書き並べていました。
でもね、
体が【ATP】というエネルギー生産をする回路をみてて、どうして、その材料に限りなく近い【砂糖】はダメ!危険!体に毒!!って敬遠されるんだろう??っと疑問がありました。
他のビタミンとか、ミネラルとかは、今はそれそのものに近い形で、ビタミンCとか、BとかEとか、マグネシウムとか亜鉛とかってサプリでバンバン売られてて、
でも、一番エネルギー生産に大切な糖だけは、シンプルな形ではダメだ!
複雑な形でゆっくり分解されなきゃダメだ!玄米だ!いや、そもそも、取り過ぎたらダメだ!!!
なんて、どんどん消化しにくい方向になることが推奨されてたり、入れない事が推奨されるのはちょっと不思議といえば不思議ではないでしょうか?
私は不思議だったのですね。
で、勉強すると、そうじゃなかった、ということがわかりました。
グルコース(糖)は細胞の中で、最初は【解糖系】というATP(エネルギー)を作る回路に組み込まれます。
解糖系の中でグルコース(糖)が順番に代謝されて行って、ピルビン酸という物質になるのですが、そこから、ミトコンドリア内に取り込まれて、TCA回路と言われる酸素を使う代謝に進んでいくのです。
これが何かがうまく働かなければ、ピルビン酸からアセチルCoAになれず、TCA回路に進めなくっって、エネルギーの生産量がガックリと落ちるので、ここがうまく進むことが体のエネルギー生産にとってめちゃ大事なのですが、なんと、果糖(フルクトース)はここの代謝を促進することに働いてくれるのです。
だから、糖(グルコース)のみが入っているデンプン系の食べ物ではなく、糖(グルコース)+果糖(フルクトース)の食べ物が良いのです。
特に、私達現代人はPUFAが体にすでに溜まっているということをお話しました。
そして、PUFAは糖がTCA回路で使われるために、アセチルCoAに変換されるのをブロックしてしまいます。
そんなわけで、私達のPUFA過多な体は、糖からエネルギーがあまりうまく作れないエネルギー不足な状態が通常の状態になってしまっているのです。
PUFAを摂取するのを今日辞めにしても、体からPUFAがなくなるのは、何年とかかります。
果糖が入ることで、糖からの回りにくいエネルギー代謝が回りやすくなって、少しずつ糖のエネルギー代謝が改善していくのです。
さて、今日のお話が参考になったら嬉しいです。
またお伝えしていきますね!
youtubeでもお話しています!聞いたほうが入りやすいという方に!