スッキリ思考がまとまる脳には糖が必要なわけ!

私達が毎日安全に生きて行くためにはものすごいエネルギーが基礎代謝の部分だけでも必要になってきますっという話をお伝えしました。

私達は、色々なものを食べるけど、それら栄養素の中で糖質、タンパク質、脂質という3つが3大栄養素って呼ばれていて、生きていくためには、それらは絶対必要だよ〜と言われているものですね。

中学校とかで習ったと思います。

でも、この3大栄養素って、身体にとってどれも必要なものなのだけど、糖質は身体のエネルギーとして使われることが一番効率が良くって、おまけにエネルギーとして使われた後は、水と二酸化炭素に分解されるだけなので、とってもクリーンなエネルギーだって知ってましたか?

わたしは、糖質制限よりな食事が身体に良いと信じてやまない時代があって、数年単位で糖質制限をやっていました。

糖質=悪とまでは思わないけど、糖質=沢山は摂らないほうが良いもの

という認識がこびりついていました。

でも、身体の色々な臓器って、身体にエネルギーとして糖質がある時、使える糖質が無い時に一体何をエネルギーとしているのかって知っていますか?

まず、糖がある時とない時で体は使うエネルギーにしていく栄養を変えます。

それはですね、

身体にエネルギーとして使える糖がある時には、

肝臓は、糖やアミノ酸をエネルギーにしていくし、

筋肉は糖を

心臓は脂肪酸を

脂肪組織は糖を

脳は糖を

赤血球は糖を

それぞれ使って、エネルギーにしていきます。

はい。身体に糖がしっかり入っていたら、心臓以外は糖をエネルギーとして使うのですね。

それは、糖って、まずは、エネルギーにしてくために、代謝経路に乗せる形にするのに、余計なエネルギーがいらないのです。

ベルトコンベアーみたいなのをイメージしてください。最終形態はATPていう身体が使える電池エネルギーです。

そのベルトコンベアーは糖であるグルコースやフルクトースが材料として入ってきた時に一番労力少なくベルトコンベアー上を流して作り替えて行くことが出来るのです。作業員が一番少なくて良いんですね。つまり身体がその行員に支払うお給料もあまり捻出しなくて良いのです。それでいて、その糖という材料はクリーンに燃えて、最終的にATP電池になってくれるから、ゴミが出ないので、廃棄物処理にも人手が必要ないのです。つまり、会社としてのお金はまたここでセーブできるわけです。

じゃあね、糖質制限なんかをして痩せよう!!って思ってると、糖をかなり制限しますよね。

身体にエネルギーに回せる糖がない時、身体が使うものはなんでしょう。

肝臓は脂肪酸

筋肉は脂肪酸かケトン体

心臓は脂肪酸かケトン体

脂肪組織は脂肪酸

脳は果糖

赤血球は糖を使うのです。

まず、身体は生きていかないといけないので、なんとかして、ATPを作るための材料を作り出すのですが、なにせ【糖」っていう一番最適な材料が入荷されてない、って、身体の作業員はざわざわします。

そして、このままじゃやばいね、って、っ特ベッツ作業員を動員します。それがアドレナリンとかコルチゾールとかいう作業員。その特別作業員が働くことで身体の脂肪組織にためている中性脂肪を分解しにかかり、【脂肪酸】という材料をベルトコンベアーに乗せる作業をします。

そのままじゃ使えないので、β酸化という過程を行いアセチルCoAという形にしてベルトコンベアーにやっと乗せれます。

会社としては、余計な作業員も動員しなきゃだし、余計な給料がかかるので、これは非効率なエネルギー生産方法っていうのがベースに覚えて得必要があることなのですね。

でも、【糖】 の入荷がない、っていう非常事態にはしょうが無いですよね。生きるために、身体はそれをやっています。

そして、あれ?っておもいませんか?

糖がないときでも、脳は果糖を、赤血球は糖を使うって意味がわからないと思いますよね。

以前は、糖質制限派の人たちからよく言われていたのは、脳は脂肪酸からのケトン体を使えるし、それのほうがすごく良いネルギー源なんだ!って説でした。

でも、実は、ケトン体って、脳は本当の緊急時に使うことは出来るのですが、それでも、脳に必要なエネルギー全部を賄うことが出来ないと言われているのです。

賄えるのは80%まで。残り20%はどうやったって、糖からエネルギーを賄わないと脳はきちんとした司令塔としての働きが出来ないのです。脳の特定の部分や赤血球など、ケトン体を利用できない細胞が糖であるグルコースに依存しているためなのです。

いっつも糖を削っていていたら、その20%がうまく賄えない状態が続き、脳は死滅していき、きちんとした働きができなくなってしまうのです。

そして、実は、2017年に重要な研究論文が発表されています。

脳は、糖が欠乏したときのために、ブドウ糖(グルコース)を果糖(フルクトース)にして脳の細胞内に備蓄しているという研究結果です。

つまり、低血糖という使える糖がない状態のとき、脳はじゃあ、ってすぐにケトン体を使うのではなくて、果糖を使っているのですね。

実は、ケトン体は、脂肪酸もそうなのですが、糖のエネルギー代謝をブロックしてしまう物質なのです。これはどういうことかっていうっと、糖がエネルギーとして使われる時に、その代謝の経路、さっき伝えたベルトコンベアーに組み込まれていくのだけど、その経路の邪魔をするのです。だからスムースに糖がエネルギーに変換されなくなるのです。これをランドル効果って言います。

それも、摂ってる脂肪酸の種類によって、完全にブロックするか、一部をブロックするか、変わっていきます。

そこら辺についても、とっても重要なことなので、また順を追ってお伝えしていきたいと思っています。

今日お伝えしたかったことは、わたしたちの脳って、どうやったって糖が必要なんだよ!!!!ってことです。

長らく糖質制限をしていると、どうしても、身体は毎日少しずつ、病気を作り出す身体の状態に移行していきます。健康って一日にしてはならないけど、病気も一日にしてはなっていません。毎日の積み重ねで、わたしたちは健康にも病気にもなっていくのですね。

今日の話が少しでも役立ったら嬉しいです!!

またお伝えしていきますね!

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