幸せ感が沸き起こらないなら○を取れ!

ここ最近、糖が大切なんだよ〜!ってお話をしていると思います。

糖は私達が生きていくためのエネルギーを作る材料として、最も効率が良くって、クリーンな材料なのです。

でも、そんな話をすると、「え?糖って1gが4キロカロリー生み出すけど、脂肪は1g9キロカロリーを生み出すから、脂肪のほうが燃えた時のほうがエネルギーって沢山生み出されて良いんじゃないの?って質問も出るかもしれません。

確かに、1gあたり、脂質のほうが作られるエネルギー総量が多いです。

だから、糖質制限で脂質とタンパク質をしっかり摂るダイエットの場合はお腹があまり空かない気がします。

脂質とタンパク質だと、血糖値が動かないから、血糖値をコントロールしたい人にとって、こんなに良い食事法はない!って結論にもなったりしそうになるのです。

でも、前回お伝えしたように、糖を材料にしかできない器官がある。それが脳と赤血球でしたね。

その体の仕組みがある限り、糖を減らすということは体にとって致命的なことになってしまうのです。

脳が糖切れな状態って、イライラしがちだったり、自分のキャパが無い感じなのです。なんか、焦ってる状態。

私は、糖質制限していた頃、「糖は少なめ」を心がけていた頃はいつもなんか焦ってるって感覚がともにある状態でした。

今日、予定が山積み!て日なら、もちろん焦る気持ちになるのはありだけど、そうじゃない余裕がある日でも、なんかいつも焦ってる自分がいるな、って気がついたのです。

気持ちが焦って、先走る感覚なので、何かを落ち着いて取り組むということが難しかったです。じっくり本を読んで思考を進めるとか、文章をじっくり書くとかが何故か出来ないんですね。

あの頃、ビタミンBが足りないと、本が読めなくなるよ、と聞いて、ビタミンBを取ってみたりしたくらいです。

今では、なぜビタミンBと言われているのかもわかります。ビタミンB類は糖の代謝に関わるビタミンなのですね。

でも、糖を取ってて、代謝部分でコケている場合はビタミンB類はサポートになるのだけど、そもそも、糖をあまり取れていない場合は、材料不足なので、ビタミンBだけあっても働けません。

脳内のクリエイティブさとか深い理解とかって、やっぱりかなりのエネルギーを消耗します。

糖が少ないと、潜在的な脳のエネルギー不足が起こってしまうので、集中モードには入りにくいのです。

受験の時に、私の母はせっせ、せっせとケーキを買ってきてくれていました。ケーキが常備されている状態だったのですね。(母の愛情表現方法は食べ物だったので!😁)

コーヒーを淹れて、ケーキをお皿に入れて、2階の勉強部屋に向かうのが私の毎日の受験勉強スタートのルーティンでした。お陰で、希望の大学に合格したのは、そんな母の愛情のおかげだったのかもなあって今更ながらに感謝です。

ちなみに、コーヒーと一緒に食べていたのも良かったのです。コーヒーのカフェインが糖の取り込みを上げてくれるので、糖がキチンとエネルギーとして周りやすかったのですね。

コーヒーなどのカフェインは良くない!!!って分子栄養学の学びでは習ったのですが、でも、科学論文のリサーチベースでは、カフェインを【糖なしで摂ることがエネルギーの空回りになるので良くない】のですが、【糖と一緒に取ることは、実はとっても健康効果が高いこと】という結果が出ているです。

(カフェインやめろと習って、一時は止めたけど、でも、美味しいし、これがだめな気がしないな、、、っておもってまたすぐに飲み始めてたのですが、その感覚は正しかったようですね。)

脱線しましたが、話を戻しますね。

【糖】が少ないと、勉強や脳を使うという人間の活動として高度なことはもちろんのこと、基本的な生存という所も脅かされていきます。(脳のうちの20%が糖依存だということはお伝えしましたね!)

そうなると、本当に色々な事に悩まなければならなくなります。

例えば、あるクライアントさん、疲れやすく、幸せ感が湧かず、それをなんとかしようと、とても沢山のサプリメントを摂られていました。

実はこの状態って、栄養の事を一生懸命やってる人にあるあるだったりすることなのです。

いろんなビタミンとかミネラルとか一生懸命取るんだけど、肝心のエネルギー代謝がうまく回らない事が起こってるために、それらの微量栄養素とっても効かなかったりするんです。

この方も同じようなことが起こっていました。

【糖】こそが大事なんだ、ということを伝えさせていただき、【お伝えするように】【糖】を摂ってもらうようにしてもらいました。

すると、どうでしょう。

それまで幸せ感が起こらない、って言ってたのに、

しばらくすると、「子供と朝散歩してるだけでしあわせだなああああって幸せ感が込み上げてきた!!」と報告してくださいました。

ご主人に対しても苛ついてしょうがなかったのに、この頃は笑える余裕がでた、とか。

さらに、最近は、4人目の妊娠も良いかも!と気持ちが向かれているそうです。

これって本当にすごいことです。

糖のエネルギー代謝がしっかり回り始めると、私達はの体は、【ただ自分が生きる】事に精一杯だったのから、余裕が出来て、【子を生む】という更にエネルギーが必要なことに向くことが出来るのですね。

脳に糖が必要なのに加えて、赤血球は糖依存です。赤血球といえばほとんど【血】そのものですよね。

赤血球は他の細胞が沢山のエネルギー生産をしている細胞内のエネルギー生産工場であるミトコンドリアという細胞小器官を持たないのですね。

で、

通常の細胞は、そのミトコンドリアで酸素も使って莫大なエネルギーを生み出すということができるのだけど、赤血球は自分が使うエネルギーを生成するためにそのような好気的な代謝経路を使うことができないのですね。

そのため、赤血球はエネルギーを得るために細胞質内の解糖系と言うシステムを利用し、グルコースを分解してATPを産生します。

赤血球は糖があろうとなかろうと、どうやったって糖しか使えないので、糖が無い時、体は私たちの体を構成しているタンパク質を切り出してアミノ酸にして、それらを糖に作り変えるという、ウルトラCをやり遂げます。

でも、このときの体は【糖】というエネルギー不足。

だったら、なるべく省エネで分解し易いタンパク質部分がいいって思うの当然ですよね?

そんな、【糖】不足の体が最初に使い始めるのはどこだか知ってますか?

それは、軟骨などのコラーゲン部位です。

コラーゲンにはグリシン、プロリン、ヒドロキシプロリンなどのアミノ酸が豊富に含まれており、これらのアミノ酸が糖新生でグルコースの前駆体として利用されるのですね。

【糖】のエネルギー代謝がうまく行っていないと、わたしたちの体は、どんどんコラーゲンを使って行きます。

すると、お肌はカサカサになりがちだし、膝などの軟骨部分がすり減って痛みが出るなんてことになっていくのですね。

膝が痛くって、整形外科に行ったら、膝の軟骨がすり減っていますよ、って言われました。。。という方も結構多いのですが、大切なのは、なぜそれが起こっているか?なのですよね。

まずは、意識しないといけないのは、糖のエネルギー代謝がきちんと回っていないために、体が軟骨部分を食べて行ってしまっているという事実だったりします。

さて、今日はまた違う角度で、糖の重要性をお伝えしました。

今日の内容が少しでも役立ったら嬉しいです!

またお伝えしていきますね!!

 

(糖代謝を上げたら起こった事!バカ毛がたくさん生えてきた。笑)

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